木村哲也
バイオリン製作家

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【描いてみよう】Gasparo da Salo Viola Part 2

ローアーバウツを描く

Part 1の手順を追って完成したのが、これから楽器の輪郭を描いていくための要になる枠となります。

まずはローアーバウツから描いていきます。

コンパスをNPの長さに合わせます。

NPを半径として、Nが中心になる弧を描きます。

Nを中心として半径がNP-1/2XPとなる弧を描きます。

pの縦線から水平に図ったときに1/2XPになる短い線を、その弧に交わるように引きます。

p’側も同様にします。

さきほど描いた弧と線の交点を中心にして、半径が1/2XPの円を描きます。

eの垂直線からpの垂直線までの距離を5等分にし、eから2つ分のところのX線上に印をつけます。

その印を中心にして、半径がXPになる弧を、1つ前の工程で描いた円に交わるように描きます。

上で描いた弧と円の交点を中心として半径がXPとなる弧を左右に描きます。

同じ交点を中心にして、今度は半径がXP+1/3XNとなる弧を描きます。

X線から1/3XN下がった場所に短い水平線を、先に描いておいた弧と交わるように描きます。

上で描いた弧と水平線の交点を中心にして、半径が1/3XNの円を描きます。

無駄な線をある程度消去して、整えたのがこの状態です。

これで、ローアーバウツの輪郭が描けました。

Part 3 ではミドルバウツの描き方に移ります。

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