”エネスコ” グァルネリ・デル・ジェス コピー ジョルジュ・エネスコ (ジョルジェ・エネスク、George Enescu)が所有していたジュゼッペ・グァルネリ・デル・ジェスのレプリカです。 見た目だけではなく、音色にもオールドのような深みと渋さを出せました。 製作の工程を別ページで紹介しています。 ボディ: 351.5mm アッパーバウツ:164.5mm Cバウツ: 105mm ローワーバウツ:203mm

2018 Copy of the “Enescu, Cathedral” Giuseppe Guarneri del Gesù


Stradivari Viola Copy
比較的状態の良いストラディヴァリの渦巻きを見ると、輪郭の角を落とす面取りと呼ばれる加工のしてある部分が、黒く塗られているのがわかります。 これはアントニオ・ストラディヴァリが1690年頃に始めたもので、それ以前の作品には見られない特徴です。輪郭を強調させようとしたのでしょうか。ちょうど面取りそのものの幅が広くなるのと同時期です。 上にあるのが1690年以前の黒塗りがされていない渦巻きで、下が1690年以降の黒塗りがされている渦巻きになります。彫り方を比べてみてもその作風がかわっているのがわかりますね。

ストラディヴァリのスクロールその2


Guarneri Copy 2017
終了いたしました。ご来場ありがとうございました。 11月2日(木)から5日(日)まで東京都千代田区で行われる展示会に参加します。 「日本マスターバイオリンメーカーズ展示試奏会」の会場はJR市ヶ谷駅から徒歩5分ほどの位置にある一口坂ギャラリィです。 国内各地から集まった製作家の作品を自由に演奏するだけではなく、製作した職人ともコーヒーを片手に話すことができます。私も全日会場にいますので、ご興味があるかたはぜひお越しください。

2017 展示会のお知らせ



2017 Bellosio Viola
ベロジオ ビオラ 18世紀後半にベネチアで活躍したアンセルモ・ベロジオ (Anselmo Bellosio)をコピーしたビオラです。ボディは390mm (15 1/3 inches)と小さいですが、弦長は410mmくらいのビオラと変わりません。そのため音量も充分にありますし、小型のビオラの弱点と言われるC線も非常によく鳴ります。 ボディ:390mm弦長:372mm

2017 Anselmo Bellosio Viola 390mm


2017 Copy of A Stradivari
1732年頃にストラディヴァリが作っていたらこうなっただろうと想定して製作したヴィオラです。     

2017 Stradivari Viola


Betts Scroll Outline
スクロールは製作者の個性が際立って現れる箇所です。当時の楽器としては比較的精度が高いストラディヴァリの楽器でも、渦巻きを見ると彼の癖がよくわかります。  ストラディヴァリの黄金期に作られたヴァイオリンの渦巻きに特に目立つのが、楕円形です。言葉で説明するのが難しいので上にある図を見てください。 このような癖があるので、高音側から見たときの渦巻きには頭をもたげていくような印象があり、低音側から見たときには逆に頭をうつむかせていくような印象があります。幾何学的に描かれる渦巻きからずれていることで独特の動きと流れが出ています。  1704年製『ベッツ』の渦巻きの輪郭だけを残し、両側を重ねてアニメーションにしました。こうしてみると違いがわかりやすいですね。 

ストラディヴァリのスクロール